特殊清掃員は、稼げる仕事だった!?
清掃員と聞くと、マンションやビルの掃除を想像される方が多いです。清掃員は、給料が安いというイメージが強いですが「特殊清掃員」の給料は、一般的な清掃員と比べると報酬額が、かなり高額だったのです。
一体「特殊清掃員」とはどんな仕事でいくら位稼ぐことができるのでしょうか?
詳しく調査してみました!
特殊清掃員とは?
特殊清掃員と清掃員の違いは、名前の通り特殊な場所を清掃するということです。特殊清掃員が掃除をする場所は、オフィスビルやマンションではなく依頼があった場所です。
事故死や孤独死や自殺などの現場を清掃するのです。死後から長い期間が経過し、悪臭が放ってしまった部屋の掃除が主な仕事と言えます。
資格不要
そんな、特殊な場所の清掃と聞くと、何か特別な資格が必要だと思われる方も少なくありません。
しかし、特に必要な資格はありません。必須ではありませんが、清掃以外にも故人の遺品を整理することもあるため、遺品整理士の資格を保持しておくと役立つかもしれません。
さらに、事件現場特殊清掃士という民間の資格も存在します。
どこで募集している?
特殊清掃員のアルバイトを見つけるには、様々な方法があります。まず、アルバイト求人で検索してみることです。また、特殊清掃を専門とする会社に募集がないか確認することもできます。
さらに、自治体で特殊清掃員を募集していることもあるのです。探してみると案外たくさんの求人を見つけることができます。
気になる報酬は?
正社員の場合
気になる報酬ですが、正社員で募集している場合が多いです。月収の相場は、20万~30万円で勤務歴が長くなるとその分給与に上乗せされることもあります。
また、上記で挙げた資格を保持していると資格手当も支給される会社もあります。ですから、資格を持っている方が稼げると言えますね!
アルバイトの場合
一方、アルバイトの場合の時給の相場は、1000円~3000円と言われています。一般的な清掃員の場合、関東の相場が968円ですので、相場よりも高いことが分かります。
特殊清掃員の仕事内容
一般的な清掃員との違いは、現場の過酷さにあります。悲惨な現場を元の状態に戻すため、様々な大変さがあるのです。その一部をご紹介します。
孤独死の現場、「特殊清掃員」に密着取材では、特殊清掃員の仕事内容や大変さなどが紹介されていました。汚染されないように作業前は、必ず専用の作業着とマスクを着用します。部屋の状況を見て、亡くなった方がどんな人だったか分かると言います。
例えば、お酒の空瓶や缶が散乱している場合は、肝臓などの病気で亡くなるケースが多いそうです。
一般清掃と特殊清掃があり、始めに一般清掃で部屋の大まかなゴミや家具などを片付けます。清掃途中にご遺体の遺品が出た場合は、親族に連絡するといいます。大量のゴミや家具を片付けるため、エレベーターは使わずに階段を使用する場合もあるのです。ですから、体力も必要だと言えますね。
次に、特殊清掃としてご遺体から出た体液を除去します。体液清掃が終わると悪臭を除去するために、特殊な消臭剤を使います。これをすることで、マスクが要らなくなるまでに悪臭を取ることができるのです。
悪臭に耐える
まずは、「悪臭」に耐える必要があります。故人の後処理のため、体液が床やシーツに染みだしているケースが多いのです。また、数日や長い場合だと数か月も放置されていたため、食べ物や汚物の腐敗が進み悪臭を放ちます。
特殊清掃員の話しによれば「悪臭が消えず、体調を崩す清掃員もいる」というほどです。真夏になれば、さらに悪臭は酷くなります。
悲惨な現場に耐える
また、悲惨な現場に遭遇することも多いです。例えば、トイレでいきんだ瞬間に高血圧でそのまま死に至ってしまう場合は、汚物と死体がそのまま放置されてしまうため想像以上に悲惨な光景だと言えます。
故人には、大量のウジが沸き、体液が床に広がっています。写真を見るだけでも、悲惨な状況が伝わって来ますね。こういった現場を元の綺麗な状態に戻さなくてはいけないのです。
精神的にキツい仕事
ネット上では、特殊清掃員について様々な意見が挙がっていました。
自殺の特殊清掃員もかなり精神にくるものがあった。見た動画で掃除してた人が数ヶ月後自ら命を絶ったっての見つけちゃって怖くなったなにか引くものでもあるのかなって感じ
痛ましい現場を体験したことで、精神的に病んでしまうケースもあるようですね。メンタル面でも強くないと務まらない仕事だということがわかります。
休みが不定期
また、正社員の場合はいつ仕事の依頼が来るかわからないため、休みが不定期だという点も挙げられます。
休暇中に突然、仕事が入るということもあるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
特殊清掃員は、覚悟が必要な仕事ではありますが、その分需要が高い職種とも言えます。高額報酬を得ることができる特殊清掃員を検討してみてはいかがでしたでしょうか。