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流木でここまで儲かります

海岸などに漂着する流木は邪魔者扱いされることが多いです。 
しかし、流木をアクアリウムの水槽に入れる人も少なくありません。
自然な感じを醸し出すことができるため、人気があるのです。
多少の手間と時間がかかりますが、売れればラッキーでしょう。

流木は売れる


ちょっと信じられないかもしれませんが、海岸に漂着している流木に人気が集まっています。
もちろん拾ってきたまま売ることはできません。
しかし、ちょっとした手間をかければ人気が集まります。

形によっては人気が高く、大きさなどにもよりますが1万円単位で売れることも少なくありません。
需要があるため専用のブログを書いている人も少なくありません。

売れるタイプの流木を頭に入れて行動開始です。

どうして?

では、どうして人気があるのでしょうか。
流木は大きさに差はあるものの、小型のものが少なくありません。
自然現象でバラバラになったものが漂着するので、丸太状になったものはほとんどありません。

そのため、観賞用に重宝されます。
もちろんバキバキに折れた悲惨な姿の流木は好まれません。
形が整った流木に人気が集まります。

ある程度の加工を施すことで、庭などに飾っておけるでしょう。
ちょっと大きめの流木ならオブジェとして人気が高くなるかもしれません。

水槽に入れれば雰囲気倍増

このような流木を熱帯魚ファンは水槽に沈めます。
熱帯魚も隠れる場所ができるのでストレスがかかりません。

もちろん海底のような雰囲気を醸し出すこともできます。
部屋を暗くして、流木を沈めた水槽を見ていると潜水艦で海底に潜ったり、ダイビングを楽しんでいたりする錯覚を覚えます。
雰囲気作りには最高のアイテムです。

熱帯魚は単体で飼う場合もありますが、グッピーなどのように集団で飼う場合もあります。
大きめの水槽に流木を沈め、その周りにグッピーなどを泳がせると雰囲気が一気に高まるでしょう。
こうした演出って大切です。

熱帯魚ショップでは大人気

このような流木は熱帯魚ショップで大人気です。
多くの人が欲しがる形の流木は結構高く、1万円単位で販売されている事も少なくありません。
ただ、個人で流木を集めて加工を施している人はYahoo!オークションなどに出品します。

オークションの評価が高い人が出品すれば、入札も自然と増えます。
自分で使うと思って丁寧な作業を施せば、口コミで評判が広がるでしょう。
熱帯魚ショップで買うより割安のはずですから、需要は多いはずです。
ちょっとした副収入になります。

ひと手間かかります


とはいえ、売れる流木には共通した特徴があります。
流木なら何でも売れるわけではありません。

また、売るためにはひと手間かける必要があります。
流木を実際に見たことがある人ならお分かりでしょうが、漂流しているため悪臭が漂っていることがあります。
これを取り除かないと売れません。

単に掃除をすればいいだけではなく、洗ったり干したりする手間がかかります。
もっとも、常に作業をする必要があるわけではありませんし、お酒などのように1年単位で熟成させるようなものでもありません。
2か月から3か月後にはしっかり出荷できる状況になります。

洗ってアク抜き

拾ってきた流木はまず消毒の必要があります。
ただ、消毒液を使ってしまうと肝心な木が弱ってしまうことも少なくありません。
セオリーとしては鍋で1時間程度煮沸消毒をして、その後冷水に2日から3日ほど漬けることで流木内の害虫や菌を殺して追い出すことができます。

次にアク抜きが必要です。
煮沸消毒や冷水に漬けても臭いはなかなか取れません。
水の中に1か月から2か月程度漬けておくと、木に含まれるアクが抜けます。
こうすることで木の繊維だけにした、綺麗な流木を作り出すことができるのです。

時間がかかります

ただ、このような事をするためには時間がかかります。
アク抜き剤を買ってくれば時間短縮ができますが、やり過ぎると木自体を痛めます。
それにアク抜き材のコストがかかるでしょう。
時間がかかっても水に漬ける方が確実にアクが抜けてプレーンな感じの流木になります。
白くきれいな状態になりますから、見た目も良くオークションなどで高値の落札がされやすいです。

売れるとは限りません

もっとも、必ず売れるとは限らない点が辛いところです。

売れれば1万円単位の落札も少なくないため手間と時間を考えても悪い商売ではありません。
ただ、流木自体の形が悪ければ売れません。

オークションに出品されている流木の中には、コロコロと転がっていきそうなものもあります。
そのまま水槽に入れることができないため落札されにくいです。

流木で設けてみようとする人は少なくありません。
しかし、売れる流木のトレンドを理解しないと空回りしかねません。

まとめ

流木を熱帯魚の水槽に入れると本当の海のような雰囲気になります。
そのため流木には人気があるのです。

手間はかかるし、水槽の底で安定するような形の流木を選ぶことも大切でしょう。
形が悪いと売れませんし、下手に加工するとリアルさがなくなり高く売ることができません。
自然のままで「売れやすい」流木をさがすことはちょっと大変です。

でも、これがオークションなどに出品すればウン万円で売れると聞けば、やってみたいと思うのではないでしょうか。