仕事

原発作業員の本当の声をまとめてみた

危険が伴うお仕事の反面、誰でも即金でたくさんのお金が稼げるというイメージのある原発作業員。

一見いいお仕事にも見えますが、とても闇が深いお仕事であることがわかりました。

今回は表向きな情報だけでなく、いろんな情報を取り入れながら、原発作業員のお仕事をまとめてみました。

原発作業員はどんな仕事をするの?

原発作業員はどんな仕事をするの?

原発作業員は、放射線の量が多い場所で、瓦礫の処理や清掃などを行うお仕事です。

仕事には、放射線の被ばくから従業員を守るため、全身にたくさんの装備を着て作業を行うことになります。

休憩するためには、着るのも大変な作業服を脱ぎ、列に並んで被ばく量を測定しなければいけないことから、休憩もとらずに無理をして働いていた方も多いようです。

また、熱中症にかかる従業員の方も多く、仕事中にもとても辛い体調不良が起きるようです。

現在は労働環境の環境や従業員が着る作業服の改善などが進められ、熱中症にかかる方の数は減ったようですが、それでも原発での作業が原因と考えられる表向きにされない病気や死亡がたくさんあるようです。

原発作業員のお仕事はハローワークで紹介されている

原発作業員に関するお仕事はハローワークで紹介されています。様々な種類のお仕事があり、中には事務職などもありました。

お給料は仕事内容で異なりますが、作業員の方は28万円前後から40万円前後のお金がもらえるようです。

求人票には学歴や経歴が不問。普通自動車免許を取得していれば応募できるお仕事がたくさんあります。

原発作業による被ばくが引き起こす病気

原発作業による被ばくが引き起こす病気

一般人の被ばく許容量は年間で1ミリシーベルトとなっていますが、原発で作業をしている方は被ばく量を測る線量計が1日に0.16ミリシーベルトを超える警告が3回を超えるか、1日の作業が終わるまで、お仕事を続けなければいけないようです。

これはつまり、1日最大で0.48ミリシーベルト被ばくすることであり、約2日で年間の許容量を超える計算です。

原発で働いている方は、白血病、がんなどの様々病気を発症している方が多く、亡くなった方も多いようです。

作業員になると、個人用の線量計があり0.16ミリシーベルト被曝するごとに警報が鳴るそうです。

そして、1日3回鳴ると、その日の仕事は途中でも終わります。

引用元:http://hachiko-no-shu.hatenablog.com/entry/genpatsu1

原発で病気になっても労災が下りることはない

命を懸けてお仕事をしている従業員の方たちが様々な重い病気に悩まされているなか、ネット上には労災が下りたという情報が見当たりません。

ごまかされたり、病気が仕事が原因で発症したと認められず、苦しい思いをたくさんした方が多いようです。

原発作業員はいくら稼げるのか?

原発作業員はいくら稼げるのか?

表向きには高い給料だが実際はそんなにもらえない?

原発作業員のお仕事は一見、たくさんのお金がもらえるとありますが、実際にもらえるお金はあまり多くないそうです。

その原因は「たくさんの中抜き」原発作業員の方は数多くの下請け会社や子会社からたくさんのお金を中抜きされ、ほとんどお給料がもらえることなく、命を懸けてお仕事をされるそうです。

すべてのお仕事がこれに該当するとは言えませんが、命を懸けて誰かがやらなければいけない仕事をしているにも限らずこのような声が上がっていることはとても悲しいことです。

参考記事

http://news.livedoor.com/article/detail/5764169/

https://www.huffingtonpost.jp/2013/10/27/fukushima-nuclear-power-plant-glow-boy_n_4167341.html

原発作業員は何年も働くことはできない?

原発作業員の方は5年間の被ばく量が100ミリシーベルト、1年で最大50ミリシーベルトまでしか働くことができません。

実際に働いていた方は2年で100ミリシーベルトに達してしまった方もいます。数か月でほぼ50ミリシーベルトになった方もいました。

また、この記事を書くにあたって、5年間働き続けたという声は1つも見当たりませんでした。

原発作業員として長く働くことはできないと考えても間違いないかもしれません。

 

 一般人の年間被ばく量は1ミリシーベルト(以下、mSv)と規制されているが、原発労働者の場合は、年間最大で50mSv(5年間の累計で100mSvまで)。

引用元:http://www.jprime.jp/articles/-/6394

原発で働いていた方が自分で書いた記事が見当たらない?

原発で働いていた方が自分で書いた記事が見当たらない?

※この見出しはあくまでも私がこの記事を書いて感じたことです。

この記事を書くにおいて、様々な情報を調べてみましたが、原発で働いている方が自分の体験を自ら発信している記事がほとんどありませんでした。

また、中には本当の体験談なのかわからない記事もあり、体験談さえも信憑性が怪しい情報があることに正直驚いています。

これらの情報は、原発の作業で家族を亡くしたご遺族の情報やニュースに取り上げられた情報などを元に作成しています。

たくさんの方が重い病気を発症し、労災が下りることもなく命を落とすお仕事の体験談が発信されていないことに対し「原発で働いて無事幸せに生きることはできるのか?」という不安を抱きました。

原発作業員のお仕事は思っている以上に闇が深いかもしれない

原発作業員のお仕事は思っている以上に闇が深いかもしれない

今回この記事を書くにあたって、様々な情報を参考にさせていただきましたが、正直想像もつかない内容がたくさん書かれていました。

病院にも行けず、責任感を持って必死に原発のお仕事に取りくみ、部屋で1人で亡くなった方の記事

熱中症で苦しみながらも、ほとんど休憩を取らずに働き続けた方の記事

原発の瓦礫処理を行い3つのがんに発症した方の記事

核燃料プールに潜る外国人の方の記事

原発作業員は大切なお仕事だけどおすすめは絶対にしない

原発作業のお仕事は、誰かがやらなければいけないお仕事ではありますが、命を落とす恐れのあるお仕事でもあります。

また、とても失礼な言い方ではありますが、原発作業員の方の中には奴隷のような扱いを受けて命を落とした方もいます。

お金にどうしても困った方は、住み込みで働ける工場のお仕事や日雇いのバイトなどを先に探してみるのもいいかもしれませんね。